現在、コロナ禍でリゾートバイトは減ってきています。
ですが、住み込みで仕事できるリゾートバイトや、宿泊施設は、仲間が出来て楽しいし、行楽地で働くのって夢がありますよね。
ですが、確認すべき点が無いわけではありません。
そこで、今回ご紹介したいのは、住み込みのバイトの中でも山小屋です。
- 山小屋の住み込みバイト興味ある!
- コロナが収まったらやってみたい!
- お金無いから住み込みで働きたい!
そんな方に、オススメの記事となっております。
実際に山小屋で住み込みアルバイト経験(1ヶ月)のあるものけまるが、注意すべき点を4つ、ご紹介したいと思います!
ちょっとまって!山小屋で働く前に確認すべき4つのこと。
休憩時間ある?
1番確認すべきポイントとして、休憩時間の有無です。
労働基準法で、6時間を超える労働が発生する場合は休憩時間を設けなければいけないと定められています。
ものけまるが実際に住み込みしていた山小屋では…
…休憩時間はほぼありませんでした。
住み込みで働いている以上、起きてから寝るまでの時間お金を渡してる!
というオーナーの謎理論で、ほとんど休みなく働かされてました。
日給ってそういうことじゃないよね(笑
山小屋と一言で言ってもやる事は多いんですよね。
ベッドメイキングから山道の整備、掃除、水の確保、ご飯の用意、お客さんの対応、予約などの電話対応、売店の売り子、売店で売る商品の歩荷、要救助者の救助や救助訓練etc…
自分ルールで勝手に働かせるオーナーもいます。
注意してください。
休憩時間の有無と、できたら前年のバイトが休憩時間になにをしていたのか
は確認しておいた方がいいです。
アルバイトの休憩の取らせ方から、色々推測することはできます。
ものけまるの休憩時間は、山小屋から離れることは出来ず、オーナーの目の届く範囲内でしか休むことが許されませんでしたね。今となってはいい思い出。いい思い出です…
水はどうやって汲んでる?
山小屋には水道が通っていない所もあります。
その場合、湧水を汲む、雨水を貯める等、様々な方法があると思います。
湧水なら、最初に汲みに行く人以外はそこまで大変では無いと思います。
枯れ木などのゴミがホースや汲み取り口につまらないよう、日々確認するだけで済む所もあるかと思います。
問題は、雨水を貯める山小屋。
雨が降ったら死ぬ気で水を貯めます。
深夜でも何でも雨水を貯めるために働きます。
ですが、大抵の場合、深夜の手当などは期待できません。
ちなみに、ものけまるは湧水汲みの仕事を最初にしたのですが、クソ長ホースを持たされて、走って雪がまだある山道を登らされました。
そして、その雪の下に小川が流れていて、そこから湧水を汲み取りました。
作業が終わった後にぼそっと言われた
『あの小川の上の雪。下がトンネルになっててさ。滑って転んでたらそん中流れてくから死んでたよ(笑』
という言葉が、今でも記憶に残っています。
知識の無いものを作業させる時に、事前に危険性の説明をしない人ってなんなんでしょう?(笑
オーナーの評判は?
働き始めて山小屋に行く前に、長い期間その山小屋で働いている人がいるかどうか確認してください。
今年で2回目だーって人でもいいです。
そして、その長く働けている人に、オーナーの人柄を聞いてください。
オーナーと合わなそうなら逃げてください。
ですが、初対面の相手にオーナーを悪くいう人も少ないと思います。
何回も働けるということはある意味心酔してるのかもしれませんし…
山小屋は県や市によって管理されている事が多く、そこから委託して山小屋オーナーが雇われるんですが、県や市に嫌われているオーナーの山小屋はやめたほうがいいと思います。
正直、実際に働いてみないと分からない点ではあるので、事前に集められる情報は限られてくると思います。
ですが、今はネット社会!
ネットの口コミなど、情報収集できる所は最大限あつめましょう!
(ここでいう口コミとは、山小屋そのものの口コミではなく、オーナーの人柄や、以前働いていたであろう人が呟いたツイートなどです。雑誌などのメディアで紹介されている方人格者!ということは一切ありません。)
ものけまるが働いた山小屋は、山に登るまではとても優しいオーナーでした。
山に登るまでは…
実際山小屋に到着してからは、ミスをすれば人格否定。仕事を教えるでもなく、見て覚えろ。昔だったら手を出してたなどの脅しを沢山されました!
それほど使えないバイトだったのかもしれませんが、バイトに過度に期待する方でしたね(笑
当時はものけまるも若く、時代は平成でしたねー。
昭和な考えを持つ山男は危険です。
山小屋は場所によりますが、スマホの電波が届かない所にあることもあります。
ものけまるが働いていた山小屋も、電波が届きませんでした。
そんな中でモラハラやパワハラの様な扱いをされたら…どうでしょうか?
逃げるために何をしたらいい?
山小屋で働き始めて、もう無理だ!と思う瞬間が来るかもしれません。
普段通りなら辞めますと言って終わり…
ですが、あなたがいる場所は山小屋です。
辞めたいと言い下山しますと伝えても、安全上の理由から、拒否される事は考えられます。
それなら黙って逃げちゃえと思うかもしれません。
- 登山道入り口まで怪我なく帰れますか?
- そこから一般道まで距離はありませんか?
- あなたがいなくなった事に対して、通報は入りませんか?
- 捜索はされませんか?
- それによってかかった経費はあなたが払う事になりませんか?
アルバイトでお金を稼ぎに来たのに、お金を払う羽目になってしまっては元も子もありません。
では逃げるためにどうすればいいか。
ものけまるが実際に行ったこと、それは…
ただ耐えることです。
大体辞めたいと山小屋でオーナーに話しても、安全上の理由からすぐには了承してもらえません。ものけまるのアルバイト仲間がそうでした。
それではどうするかというと、月に1回は家に帰る期間を設けている山小屋が多いので、そこを狙います。
その下山のタイミングで、下山した直後に辞めましょう。
直接言いづらかったら、家に帰って直ぐ電話で伝えましょう。
辞めたいなら何を言われても辞めることです。
モラハラやパワハラがあった場合、働き続けて貰う賃金より、精神を病んでしまった場合にかかる費用の方が多くなります。
そういったことがあった場合は、スマホの録音機能などを駆使して、辞めさせてもらえないなら録音データをもって県や市、労働基準局に訴えると言ってみてください。
すんなり辞められます。
まとめ
いかがでしたか?
山小屋という閉鎖的な空間で一緒に働くので、アルバイト仲間との絆は非常に強いものになると思います。
ただ、閉鎖的な空間でモラハラやパワハラを受けるのは気が狂いそうになるもんです。
ものけまるが働いていた山小屋では、その働いていた前年に山小屋から逃亡した人もいました。
山小屋から登山道入り口まで大体2時間。
登山道入り口から一般道まで、歩いて大体2時間の計4時間かかっても逃げたいと思った人がいるというのは…
しかも、バレたくなくて夜中逃げたんです。
『結局見つけて連れて帰ったわ』
と、オーナーはかっかっと笑いながら話してくれました…。
ものけまるの運が非常に悪かっただけかもしれません。
それと、山に対しての知識が薄く、常にマウンティングを取られるという状況も良くありませんでした。
ものけまると同じように、
興味があるのでやってみたーいってだけで飛び込む人!
飛び込む前によーーーく調べましょう!
ものけまると同じ目にあうかもしれませんよ?
以上となりまーす!
あとがき
この記事は個人攻撃をしたい訳ではなく、これから被害に遭ってしまうかもしれない人に対しての警告です。
ものけまるも、働いた山小屋に対してはもうなんの感情もありません。
なので、山小屋の名前は伏せさせていただきます。
復讐なんて気持ちはこれっぽっちもないので(笑
多くの山小屋は法律を守って正しく営業しています。
あくまでも、ものけまるが経験した山小屋での話です。
こういうケースもあるよーぐらいに思っていただければ幸いです。
以上となりまーす!
コメント